スカイリムと個人主義
スカイリムというゲームにはまっている。
かなり有名なゲームであるが、一応説明しておくと、2012年にベセスダ・ソフトワークスから発売されたPCゲームで、「The Elder Scrolls」シリーズの5作目にあたり、正確には「The Elder Scrolls V : Skyrim」というタイトルである。オープンワールド・アクションRPGシステムを採用しており、ストーリーの進め方は人それぞれ、というか、別にストーリーを進めなくてもよく、楽しみ方は千差万別だ。8年前に発売されにも関わらず、今なお新しいMODも作成されており、なかなか味わい尽くすということが難しいゲームである。
続きを読む回り道こそ人生
などと言って、別に至言でも何でもない。
ただの事実である。
人生の最終到達地点は死であり、その間の出来事はすべて寄り道・道草・遠回りに過ぎないからである。最終的に誰でも等しく到達する死というゴールの間の回り道。人生とはそんなもので、だからそれ自体に優劣なんて付けるなんて滑稽も甚だしく、だからこうしてニートをやっている私の人生も、わずか数時間で一生遊んで暮らせるほどの金を稼ぎ出すデイトレーダーや、数々の歴史的記録を塗り替えるスポーツマン、作品が死後百年以上に渡って生き続ける芸術家、世界を変えるほどの発見をする研究者などの人生と本質的に大差ない。同じ回り道なんだから。
あー、よかった、よかった。強く生きよう。
そう思ってみても寂々寥々たる気分が胸の内に広がるのは何故だろう。
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